実習最終日

2001年6月16日 教育実習
タイトルのとおり、実習最終日です。
ほかの学校に行っていた実習仲間の話を聞くと、
実習最終日は感動するらしいですね。

自分にとってこの日あったのは不満だらけでした。

(※ちょっとやさぐれ気味なので変な文章になります)

やる気がないんだよ、教師陣に。
実習授業には7割方来ない、部活が面倒だから任せる、
研究授業も設定しない、教案も必要ないって言う、
実習生の遅刻にも何にも言わないし、むしろ自分たちが平気で休講にする、

ほんと教育実習してるって感じたのは最初の1週間だけだったよ。
なに考えてるわけ?
大学の授業の一環だって耳にたこができるくらい聞かされてるしさ、こっちはお世話になってるわけだからそれくらいやるさ。
頼まれれば雑用だって何だってやるって。
教員の仕事が大変だってのも良く分かったし、忙しい中時間裂いてくれてるってのも分かったよ。
うちの学校は自由な付属校だし、大学と紙一重の講義形式だから普通の実習授業したって誰も聞いてないさ。
むしろ脱線してもいいって言うから脱線してやったりもしたさ。
「私と違う内容でもかまいません」とか言ってくれてありがたかったし、それに甘えたりもしたさ。
第一、受験勉強必要ない付属校人間だったら日本史なんて興味でもない限り聞きやしないわな。
毎週大学に通って学部の授業も教えてるような、半分教授と化した高校教師がいるのはうちの学校くらいだろ。
学会に認められてる研究者だっていっぱいいるんだろ?
そんなお偉い人に教育について反論する気もないし、面と向かって学校の方針を否定するようなことはしないよ。

でもさ・・・

『試験問題も作ってくれない?』ってのは反則だろ!!

っつーか生徒に失礼だろ。
一問や二問の話じゃないぞ、
ほとんど設問全部だぞ、
自分は2週間の授業しかしてないんだぞ。
そこまで投げやりでいいのかよ?
ここは大学じゃないぞ、高校だぞ。
自分がここの生徒だったときはもう少しましな教師がいたぞ。
一体どうなっちゃったんだよ!?
研究者様には無駄な労力使ってる時間はないってのか?
研究者は教育者でなくてもいいってのかよ?
あんたら一応肩書きは高校教師だろうが!!

・・・と、2週間でたまった鬱憤が、実習終了の高揚感を妨げてました。

何度も言いますが、うちの学校は特殊です。
付属校ということで、大学紙一重です。

ホームルームは1週間に1回だけ、
朝礼、集会一切なし。
掃除も給食もなし。
年間行事は文化祭だけ。
修学旅行も生徒総会もなし。
生徒会選挙もろくに活動しないでの投票率は50%を割る。
第一、生徒会長の名前を知らない学生が99%以上。
学院長の名前もいえない学生が80%以上。
授業にさえ出ていれば何も文句はいわれない。

こんな学校じゃねぇ・・・ま、自分で選んだんだけどさ。
いっそここの教師になって学校改革に乗り出そうか? と思わないでもないくらい。(現実なれるかは別としてね(^^;))
―――でも、そんな中。
生徒達の言葉が救いでした。
授業を持った生徒達がこう言いに来てくれました。

「先生の授業、学院の先生より面白い」
「歴史がわかるようになった」
「先生やっぱり教師に向いてるよ」
「がんばって教師になって下さい」

涙が出そうでした。
こんなことってあるんだなあと思いました。
ホームルーム(私は受け持てませんでした)も朝礼もない中で、
授業を受けただけの生徒がこういってくれたんです。
元々教育実習生を歓迎する学校ではないだけに、感動しました。

これを励みに教師を目指して頑張っていきます。
この経験があれば、自分は逆境にも折れないで進んでいけるはずです。
W大学高等学院のみんな、ありがとう!

一生忘れません。

教員採用試験まであと22日です。

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