ふるさと

2005年3月20日
福岡で被災された方々にお悔やみ申し上げます。
そして、一日も早い復興をお祈り申し上げます。

1週間前、リアルに訪問した場所の
しかも記憶に新しいビルのガラスが割れているシーンは
人ごとでなく凄惨な感じがしました。





さて

本年度で大学を卒業し、地元新潟で就職する従兄弟。
今日は、東京の親族間で、彼の送別会がありました。

親族というのはあたたかくて、それでいて少し疲れます。
なんていうのかな、距離を取るのがすごく難しい感じ。
それでも、基本的に嫌いじゃありません。こういうの。(長男だしね)

そして、集まったその日が偶然かどうか知りませんが
今日で、自分たちのふるさとの市は消滅することになります。
明日からは、新しい新潟市の一部に吸収されるそうです。

基本的にうちらは土地を出てしまった人間であるわけで
市の名称がどうなろうと、異議を申し立てる義理はありませんが
離れてしまった人間だからこそ、ふるさとの消滅は寂しく思います。

別に土地や町や人が変わるわけではないし
明日からも同じような日常が繰り広げられるのでしょうが
町の名前が消えていく喪失感は切ないです

それなりに、歴史ある郷土ではあるのです
長い歴史の中では、栄えた時期もあるのです
そういうことを、せめて忘れないように、生きていきたいです。

自分は曲がりなりにも歴史に関わる人間だから
いつの日か、自分なりに、何かができたらいいなと思います
ただの感傷でなく、何かを紡ぐことができたらな、と。

こういう気持ちを共有できるのは、親族だからかも知れません。





一人で抱え込むんじゃなくて
大事な人たちを包み込むことのできる
そういう人間になりたいな、と

今日、強く思ったりしました。

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