恩師の最終講義

2006年1月28日
少し前の記憶ですが
記憶が残っているうちに書き留めておきます。

恩師の最終講義がありました。
最終講義って言うのは正規の講義ではなくて
退職される先生が特別に講演形式で行う講義のことです。
いわゆる、最後の花道ですね。

自分の恩師は指導教授としてお世話になっている方ではなく
好きで毎年押しかけて、お世話になっていた先生です。
「君は僕のゼミのようなもんだから」と言ってもらえたことが
この大学に来てから、一番の、密かな喜びでした。

実際には人手不足と大学内の諸事情があり
盛大には執り行えない最終講義でした。
一部の職員さんと、大学院生と学部生が一緒になって
ものすごい手探りで用意した急場しのぎの舞台でした。

先生が満足いくようなおわり方だったのか
それはご本人しか分からないことと思いますが
大学からのバックアップが何もない中で
色々な人に助けられて、自然発生的に人の輪ができたことが
先生の人徳を表していたのだと思います。

手伝っていただいた方々に色々ご迷惑をおかけしましたが
最後までご協力いただき、ありがとうございました。





4年間という、長いようで短い時間でしたが
ご指導いただき、本当にありがとうございました。
先生がいなければ、自分はこの大学には残らなかったと思います。
大事なものを、たくさん教えて頂きました。
次の世代に、できるだけ残していきたいと思います。

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